アルテックの歴史的銘機の、７５５Ｅパンケーキです。
1968年の発売ですが、LE-8Tと並ぶ２０cmフルレンジの傑作でしょう。
あまたのマニアが愛用し、評価されて来ました。
サンスイの格子模様の箱に入っています。
普通は自作箱も多いでしょうが、その存在感は抜群です。
サイズから多分SP-９５の箱だと思います。
大まかですがサイズはＨ52+Ｗ33+Ｄ30cm位です。
片側ユニットに補修跡があります。
音に影響あるかと思いましたが、試聴でのデンオンPMA-500では普通のボリュームですと、ビリつきとかはありませんでした。
箱の内部は吸音材がたっぷりで、前面バッフルには不要輻射を防止するため、スポンジを全面にはってあります。
ツイーターの穴は塞がず、バスレフ的にあけています。
肝心の音ですが、さすがの銘機と納得させる素晴らしさです。
トランジスタアンプでも魅力は分かりますが、真空管アンプとの相性は特別のようです。
普通の真空管アンプはもちろん、パイオニアの真空管レシーバーでもその魅力は際立ちました。
特にジャズでのアメリカンな雰囲気再生は、他では得がたいものです。
そしてシングルコーン特有の定位の良さは、マルチユニットスピーカーからは得られない、凄ささえ感じます。
特にボーカルの声の定位は、素晴らしいです。
ヘレン・メリルのハスキーな声は、まさにニューヨークのため息でした。
マイルスのミュート、アート・ペッパーの絶妙なリズムのサックス等々、持っているソフトを聴き直したくなります。
マニアの方は吸音材の調整とか、色々楽しめると思います。
発送はゆうパックの予定です。
音楽マニアの方や、伝説の銘機に触れたい方とか、いかがでしようか。（2023年 6月 5日 3時 08分 追加）その後もテストしておりますが、試しにポリュームを１２時位に上げるとソースによっては付帯音のようなものが聴こえました。
20cmで大音量を出すのは、本来の使い方からそぐわないのかもしれません？
能率も高いですし普通のボリュームですと大丈夫ですが、このユニットは詳しくなく分からない点もあり一応その点をお含みおきください。（2023年 6月 5日 22時 57分 追加）その後もロングランテストをしております。
購入後適当な箱がなくずっとしまっておりましたので、まだ動作がこなれてなかったようてす。
ロングランエージングで、大分目覚めてきた感じです。
気になったボリュームを上げた時の、付帯音のようなものはかなり少なくなりました。
これから更に変わりそうな感じです。