電解コンデンサー&劣化トランジスター交換 Sony Studio CF-1980 16㎝&5㎝2Weyスピーカーモノラルラジカセ 整備動作品 人気 №79
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出品物は Sony Studio CF-1980 16㎝&5㎝2Weyスピーカーモノラルラジカセ電解コンデンサー&劣化トランジスター交換、整備動作品です。 (№79) CF-1980シリーズを数多く見ていますが例外なく切り替えスイッチが硫化で真っ黒になっています。この状態で接点復活剤を塗布すると「画像2左」の様な醜い状態になります。よく見かける接点復活剤を塗布しただけの物はこの様になっていると思われます。ゆえに切り替えスイッチの分解整備は必須です。固定側接点はコンパウンドで磨き荒れた習動面を平滑にしてコンタクトグリスが塗布して有ります。(画像2右) 稼働側接点はサンハヤトの「接点ブライト」で処理し整備して有ります。※硫化=排気ガスや温泉のガスなどに含まれる硫黄成分が銀と化合し硫化銀になり電子部品故障の原因となる。
CF-1980シリーズを数多く見ていますが例外なく切り替えスイッチが硫化で真っ黒になっています。この状態で接点復活剤を塗布すると「画像2左」の様な醜い状態になります。よく見かける接点復活剤を塗布しただけの物はこの様になっていると思われます。ゆえに切り替えスイッチの分解整備は必須です。固定側接点はコンパウンドで磨き荒れた習動面を平滑にしてコンタクトグリスが塗布して有ります。(画像2右)
稼働側接点はサンハヤトの「接点ブライト」で処理し整備して有ります。※硫化=排気ガスや温泉のガスなどに含まれる硫黄成分が銀と化合し硫化銀になり電子部品故障の原因となる。
本体左側面に有りますマイクや外部電源等の入出力ジャックも同じく真っ黒でした。(画像3左)
取り外してサンハヤトの「接点ブライト」で処理し整備して有ります。(画像3右)
CF-1980で使用されているトランジスターのリード線は銀メッキされた物が多用されています。
この銀メッキリード線は経年の変化で例外なく硫化して真っ黒になっています。(画像4左)
それと同時にリード線の銀メッキがシミの様に析出してイオンマイグレーションも起こしています。(画像4右)このシミの様な所を電流が断続的に流れることで、ガリガリ音やジージー音の原因になっています。これは本機に限らずCF-1980シリーズでは100%見られる現象で性能低下や故障の原因になっています。このような劣化トランジスターの交換を行わない整備品と称する物をよく見かけますが…本機は劣化トランジスターを全て新品に交換して有ります。
CF-1980はチューナー部にモールド抵抗が使用して有ります。
このモールド抵抗は経年変化により割れなどで劣化しています。(画像5)
劣化モールド抵抗は劣化しないP型抵抗に交換して有ります。
前機で電源ラインのセラミックコンデンサーが劣化していましたので予防的に交換して有ります。
※いままで遭遇したラジオ不具合の80%がこのセラミックコンデンサーの劣化でした。
チューナー部も劣化トランジスターと劣化電解コンデンサーを新品に交換しています。
オーディオ基板の電解コンデンサーをオーディオ用に交換しています。(画像6)
ここで悪魔のささやきが 「音が出ているから交換しなくても良いよ」…
しかし、古いラジカセは電解コンデンサーの寿命が尽きていることが多いものです。
音が出ていても本来の性能を発揮しているとは考えられませんので交換が必須となります。取り外した電解コンデンサーを測定して見ると容量抜けや容量増大で良品は有りませんでした。CF1980はCF1980Ⅱ等に比べると電解コンデンサーやトランジスター交換により音質改善が顕著です。(私感)
CF-1980シリーズはコンセントを差していると使用していなくても電源部電解コンデンサーまで電気が来ていて電力を消費しています。
いわゆるこれが待機電力となるわけですがCF-1980は2W位有ります。
この様に電源部電解コンデンサーは通電時間が長くなりますので特に劣化が進んでいると思われます。
ゆえに電源部は少しおごって高耐久電源用電解コンデンサーに交換して有ります。
※回路図によりますと録音バイアス発信ユニット内に1個の電解コンデンサーが有ります。
ユニットがハンダでシールして有り分解できないので交換して有りません。
カセットメカ部はグリスの固着で酷い状態でした。(画像7)この状態は本機に限らずどの機体も同じ様な状態です。メカ部は分解整備がして有ります。
ベルトはキャプスタン駆動ベルトとオートシャットオフ駆動ベルトの2本を交換しています。
カウンター用のベルトはヒビも無く弾力も有り問題無いようだったので交換して有りません。
※カウンター部はトルクが必要無いので無理に新品に交換してテンションを掛け過ぎると各部が摩耗して良くない場合も有ります。
再生、早送り、巻き戻し、オートシャットオフが出来ています。
録音は短時間ですが、ラジオ、内蔵マイク、外部マイク、外部入力で確認しています。
※録再生はノーマルテープでの確認です。
テープスピードを調整しています。※調整に使用した機材は校正された物では有りません。
モーターのノイズをキャンセルするダイオードが前機で劣化していましたので予防的に交換して有ります。
テープスピード調整用の半固定ボリュームが劣化していましたので多回転型半固定ボリュームに交換して有ります。(画像8)
これによりテープスピード調整が容易になりました。
古いハンダ付けはクラックが入り不具合が発生する場合が有ります。
予防処置として怪しいところは再ハンダをしています。
FM、MW、受信出来ています。アンテナは純正で変形無く伸縮はスムーズです。
動作は、AC100V、外部電源、乾電池で確認しています。※外部電源入力は「中心マイナス」「外周プラス」ですのでお気おつけ下さい。ランプ点灯、バッテリーチェックOKです。取手のストッパーが有りませんので前側にも傾きます。純正電源コード付属します。(品ですので少しベタつきが有ります。)
YouTubeで外観全体を公開しています。https://youtu.be/NofH9RIepYY※映像中のカセットテープは出品物では有りません。
接点等の状態はどれも似たような物なので流用画像も有ります。
掲載写真やユーチューブ映像は実際の物よりきれいに見えます。
サビやキズや汚れ等が気になる方や新品の性能を要求される方はご入札をご遠慮ください。
当ラジカセは発売後かなりの年月を経ていますので状態も日々変化しています。
入手までの経緯も分かりませんので隠れた不具合が有るかも知れません。
当方の作業に起因する不具合も含めて保証は有りません。
ノークレーム・ノーリターンでお願い致します。
新規の方や悪い評価の有る方は当方の判断で入札を削除する場合が有ります。
以上ご理解の上ご入札願います。
整備内容全般およびトラブルシューティングについて書いています。お時間の有る方は下記をご覧下さい。
SONY Studio CF-1980 整備? - ロッキーの節電大作戦!「暑さ寒さを我慢しないで脱原発達成!」 (goo.ne.jp)
ただし、本機の内容とは一致しない部分も有ります。