Roland FANTOM は、ライブパフォーマンス、楽曲制作、外部コントロールの機能を極めて高いクオリティとバランスで実現した新世代シンセサイザーです。難しいモードや技術的な限界によるフラストレーションを排除し、スムーズで迅速なワークフローを実現しました。パワフルなサウンド・エンジンは、ローランド最高峰のシンセ・サウンドとアコースティック・サウンドを奏でるだけでなく、これらを深く組み合わせ、コントロールし、音を形づくります。新規開発したキーボード鍵盤や、最上級のピアノ鍵盤に加えて、効率的なUI を持つハードウェアは、プレイヤーが思いつくまま、アクセス&コントロールが可能に。FANTOM は今日のプレイヤーのスタイルに寄り添い、迅速な制作と豊かな表現力を高いプレイアビリティをもって実現します。
Roland FANTOM は、ライブパフォーマンス、楽曲制作、外部コントロールの機能を極めて高いクオリティとバランスで実現した新世代シンセサイザーです。難しいモードや技術的な限界によるフラストレーションを排除し、スムーズで迅速なワークフローを実現しました。パワフルなサウンド・エンジンは、ローランド最高峰のシンセ・サウンドとアコースティック・サウンドを奏でるだけでなく、これらを深く組み合わせ、コントロールし、音を形づくります。新規開発したキーボード鍵盤や、最上級のピアノ鍵盤に加えて、効率的なUI を持つハードウェアは、プレイヤーが思いつくまま、アクセス&コントロールが可能に。FANTOM は今日のプレイヤーのスタイルに寄り添い、迅速な制作と豊かな表現力を高いプレイアビリティをもって実現します。
■従来のモード・オペレーションを排除。思ったところへいつでもアクセスできるSCENEストラクチャーでスピード重視のワークフローを実現。
■高解像度Virtual Analog/PCMを兼ね備える最新音源「ZEN-Core」を搭載。
■フル・ポリフォニーを実現するピアノ専用音源「V-Pianoテクノロジー」を搭載。
■1,024段階の高解像度動作に対応したシンセサイザー・セクションやタッチ・ディスプレイからパラメータを直接コントロール。
■独特の温かみのあるサウンドをもたらすステレオAnalog Filter。
■88鍵盤モデルには定評のあるハイブリッド構造のピアノタッチ鍵盤を、61鍵盤、76鍵盤モデルには新規開発のハイエンド・セミウェイテッド鍵盤を採用し、プレイアビリティを向上。
■パターンベースでサウンドをスケッチしクリップライクに扱えるパターン・シーケンス。
■Apple社「Logic Pro X」「Mainstage」とのインテグレーションを強化。ソフトウェアとハードウェアをシームレスにプレイし、FANTOM本体でコントロール可能に。
Less learning, more creative
曲作りに意欲的な時に、意欲をそがれたくはありません。FANTOM では従来の様な、モードの概念を排除しました。音色やパターン、シーケンスといったレイアウトは全てSCENE と呼ばれるスペースで管理されます。SCENE は16 パートの楽器を持ち、外部コントロールの設定、パターンによる曲の管理も全てSCENE で管理されます。曲の制作時や呼び出し時に音色のアサインを気にしたりする必要はなくSCENE を呼びだすだけで完結。更に16 パートすべてのエフェクトに対応したREMAIN を実現。SCENE 間の切り替え時も音が途切れることはありません。まさにシンセ2 台分のパワーを1 台に備えたFANTOM を使えば、ストレスなく演奏に集中できるのです。
1 つのSCENE には16 のZONE があり、それぞれに音色をアサインできます。ZONE ではレベルやEQ、PAN、SPRIT による鍵盤域の割り当てや各種ペダルの設定を割り当てます。画面左に配置されたZONE セクションでは、これらを直感的に、演奏しながらコントロールすることができます。演奏しながら音色を切り替えたり、徐々に音色を加えていったりすることもシンプルに行えます。
新規開発音源ZEN-Core
FANTOM のサウンド・エンジンには新規に開発された音源ZEN-Core を搭載。ZEN-Coreはローランドが長年培ってきたVA(バーチャル・アナログ)技術を基に、最新技術を用いて開発された新しいシンセサイザー音源です。アナログのような応答速度や高解像度を実現し、高品質で幅広い音色を作ることができます。同時にローランドが長年培ってきたPCM 音源も融合され、VA とPCM の融合による、より高度なサウンド・デザインに対応しています。
ZEN-Core のTONE は4 つのPartial で構成されています。Partial ではVA の波形やPCMの波形をそれぞれで鳴らせるだけでなく、これらを組み合わせて発音することもできます。4つのPartial はそれぞれを鳴らすだけでなく、2 つずつを組み合わせてSYNC させたり、クロスモジュレーションさせたりすることが可能です。
各Parital には独立したEQ に加えて、LFOを2 系統装備しています。すなわち、1 つのSCENE では16 のTONE を扱えますので、合計64 のEQ と128 のLFO を扱え、さらにはマスターエフェクトとしてのEQ も使用可能です。
LFO は新たにSTEP LFO も選択可能になりました。STEP LFO は最大16 のステップへ35種のカーブから設定することができます。深く、そして複雑に動きのあるサウンドを、タッチ・ディスプレイによって、より感覚的に実現することができるのです。
設定したTONE の音色はトップ・パネル右側のシンセサイザー・セクションからいつでも操作可能。これらは1,024 段階の高解像度コントロールに対応しています。Filter やEnvelope といったパラメータも画面上で視覚的に確認できるだけでなく、タッチ・ディスプレイ上でも感覚的にコントロールでき、高解像度の動きによってアナログの様に滑らかな音色変化をもたらします。
またFANTOM にはステレオのAnalog Filterを搭載しました。Filter タイプには5 種類を用意。作成した16 のパートを個別にルーティングすることができます。内蔵のVA サウンドだけでなく、PCM サウンドや外部の音源に対してAnalog Filter をかけることで、独特の温かみのあるサウンドを実現します。
ピアノのためだけの音源V-Piano テクノロジー
ステージで演奏するプレイヤーにとって最も重要になる音色の1 つがピアノです。FANTOMにはV-Piano で培われた、Roland の最高峰のピアノ・エンジンであるV-Piano テクノロジー音源を搭載。生み出される極上のアコースティック・ピアノ・サウンドは、とても自然でレスポンスも良く、繊細さも兼ね備えています。専用のサウンド・エンジンは、フル・ポリフォニーで発音。最新のエンジンをアコースティック・ピアノのためだけに贅沢に使用することで、妥協のない、まさに“本物” のピアノ演奏を実現できます。
用意された専用のEDIT メニューでは、弦の共鳴(レゾナンス)、ハンマー・アタック・ノイズといったピアノのふるまいを調整することが可能です。また、1 鍵ごとの音量バランスや、音のキャラクター、ピッチといったパラメータも持っており、演奏曲やシチュエーション、好みに合わせて、プレイヤーオリジナルの調整をすることができます。
最高のプレイアビリティを実現する鍵盤
FANTOM では88 鍵盤モデルでは定評のあるPHA-50 ハイブリッド鍵盤を採用。また76鍵盤、61 鍵盤モデルでは、新規開発のセミウェイテッド鍵盤を搭載しています。それぞれがしっかりとした構造を持ち、正確な表現とプレイアビリティを実現させます。全てのモデルでアフタータッチにも対応し、表現力の幅を大きく広げました。
パターンベースによるシーケンス
FANTOM のシーケンサーはSCENE で管理され、各ZONE に対応した16 のトラックに録音、再生されます。FANTOM ではシーケンサーも新規で見直し、パターンベースでのシーケンサーを搭載。ドラム、ベースライン、ピアノなどをパターンとして録音し、クリップの様に個別でトリガーさせることができます。入力方法にはクラシックなTR-RECスタイルのパターン・シーケンサーや、ピアノロール画面によるステップ・レック、また演奏入力によるリアル・タイム・レックとプレイヤーに合わせたスタイルから選べます。パターンベースのシーケンサーは作曲をとても素早く行うことができ、ライブ・パフォーマンス中にバック・トラックをトリガーするのにも最適です。作成したパターンは、グループとして各パターンを紐づけ、SONG として1 曲にまとめ上げることもできます。
外部機器との強力なインテグレーション
FANTOM はそれ単体でも完成されたプラットフォームですが、外部機器と接続することでその可能性は飛躍的に高まります。搭載された二つのCV/GATE アウトを使うことで、本体でのサウンドやシーケンスを重ねながら、アナログ・シンセやリズム・マシンをプレイすることもできます。
さらにFANTOM は外部コンピューターとの強力なインテグレーションを実現。Apple 社のMainstage やLogic Pro X、Garage Bandと連携すると、FANTOM のタッチ・スクリーンから直接パラメータを操作することが可能になりました。音色切り替えやコントロールにPC の画面を確認する必要はありません。ソフト・シンセのサウンドをFANTOM の16 ステレオイン・3 ステレオアウトのオーディオ・インターフェースを使用して内蔵サウンドにレイヤーしたり、Analog Filiter にルーティングしてプレイしたりすることができるのです。